万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
連歌源流の考
 論文サブタイトル
佐保河之水乎塞上而の歌を中心に
 単著/共著
単著
 論者名
島津忠夫
 ふりがな
しまづただお
 発行年月
1959/10
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
33
 掲載頁
1724
 巻番号
8
 対象歌番号
1635
 対象歌句番号

 歌作者データ
尼・大伴家持
 参考歌番号
682, 692, 964, 1633, 1634, 1657, 2657, 3063
 キーワード
連歌,折口信夫,こころをつくす,尼が娘を秘蔵して愛育するモチーフ,頭句,末句,発句,落句,片歌の問答,末句を續ぐ,万葉集の歌体
 論文要旨
『八雲御抄』が「連歌根源也」とする1635番歌の尼と家持との唱和について、1633・1634番歌と関連させつつ解釈する。1633番の題詞にみえる「或者」が、尼が手塩にかけて育てた娘を問題にし、二首の歌をよみかけて来たのに対し、尼が答えようとしたのを、家持が途中で折って、あらぬ意の下句をつけたと考える。つまり、この歌は前の二首に和えているのではなく、題詞により合作のようにみせられているとし、その理由を考察する。まず、記紀の歌謡中にみえる片歌の問答から連歌の問答へという展開をみて、連歌は万葉集の時代にも盛んに行われていたとする。しかし、万葉集編纂者の歌体の意識から、連歌の問答として1635番歌を入れるわけにはいかず、合作の歌として加えたと考察する。"