論文タイトル |
|
論文サブタイトル |
|
単著/共著 |
|
論者名 |
|
ふりがな |
|
発行年月 |
|
発表雑誌名 |
|
特集タイトル |
|
発行所 |
|
発行番号 |
|
掲載頁 |
|
巻番号 |
|
対象歌番号 |
|
対象歌句番号 |
|
歌作者データ |
|
参考歌番号 |
682, 692, 964, 1633, 1634, 1657, 2657, 3063 |
|
キーワード |
連歌,折口信夫,こころをつくす,尼が娘を秘蔵して愛育するモチーフ,頭句,末句,発句,落句,片歌の問答,末句を續ぐ,万葉集の歌体 |
|
論文要旨 |
『八雲御抄』が「連歌根源也」とする1635番歌の尼と家持との唱和について、1633・1634番歌と関連させつつ解釈する。1633番の題詞にみえる「或者」が、尼が手塩にかけて育てた娘を問題にし、二首の歌をよみかけて来たのに対し、尼が答えようとしたのを、家持が途中で折って、あらぬ意の下句をつけたと考える。つまり、この歌は前の二首に和えているのではなく、題詞により合作のようにみせられているとし、その理由を考察する。まず、記紀の歌謡中にみえる片歌の問答から連歌の問答へという展開をみて、連歌は万葉集の時代にも盛んに行われていたとする。しかし、万葉集編纂者の歌体の意識から、連歌の問答として1635番歌を入れるわけにはいかず、合作の歌として加えたと考察する。"
|
|
|
|
|