万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
沢瀉博士著「萬葉集注釋 巻第五」
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
倉野憲司
 ふりがな
くらのけんじ
 発行年月
1960/4
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
35
 掲載頁
5458
 巻番号

 対象歌番号

 対象歌句番号

 歌作者データ

 参考歌番号
113, 199, 322, 475, 479, 793, 794, 797, 804, 806, 808, 813, 815, 831, 835, 867, 868, 869, 874, 875, 905, 906, 944, 1611, 2490, 4174
 キーワード
梅花歌,ヲキ,乎岐,ヲリ,乎利,志都,シツ,都,たに,多仁,丹米,日本挽歌,眉引,神さび,下べの使,天路知らしめ,痛ましき哉,哀しき哉,久夜斯可母,クヤシカモ,かも,こごしかも,ゆゆしきかも,はしきかも,くやしかも,ともしかも,たづたづしかも,痛哉,哀哉,イタマシカモ,カナシカモ,仮名,D-3540,尾,松浦佐用姫,麻都良佐欲比賣,多良志比D-3540可尾能彌許等,多良志比賣可尾能美許等
 論文要旨
『万葉集注釈巻第五』について、八一五番歌の訓釈を例に、本書が客観的・帰納的・実証的精神、一字一語も疎かにはしないという態度によって貫かれていると同時に、人間的な暖かい夢も宿していることを述べる。また、「赤駒に、倭文鞍うち置き」(八〇四)、「来む人のたに」(八〇八)など、いくつかの点について私見を陳べ、さらに著者が仮名の用法によって、作者を推定しようとしていることに対して、同じ憶良の作においても、「多良志比D-3540可尾能彌許等」(八一三)、「多良志比賣可尾能美許等」(八六九)のように、仮名の用法に相違が見られることを例にあげ、その危険性を指摘した。"