論文タイトル |
|
論文サブタイトル |
|
単著/共著 |
|
論者名 |
|
ふりがな |
|
発行年月 |
|
発表雑誌名 |
|
特集タイトル |
|
発行所 |
|
発行番号 |
|
掲載頁 |
|
巻番号 |
|
対象歌番号 |
|
対象歌句番号 |
|
歌作者データ |
|
参考歌番号 |
50, 300, 427, 558, 660, 1022, 1522, 2418, 2712, 2856, 3236, 4008, 4105, 4156, 4426 |
|
キーワード |
布靡越者,タムケセバ,ヌサコエバ,フミコエバ,布靡勢者,布麻勢者,弊帛獻者(弊帛献者),布麻赴者,布麻越者,ヌサコサバ,ヌサコセバ,ヌサオカバ,靡,ミ,布靡,タムケ,越,勢,爲(為),勢者,布麻,赴,幣嚮奉者,向,嚮,誤字説,起,麻,幣,手向,オコス,コス,ヌサムク,ヌサヒク,ヌサコス,オク,勝原雅大,ココニオイテ,オイテ,義訓説,木下正俊,特殊仮名遣,越,起,小島憲之,粤,大岩正伸,越ゆ,越す,コユ |
|
論文要旨 |
文字・訓に複数の異同が見られる、巻9・1731の第三句「布靡越者」について、その文字・訓の決定を行う。まず、フミコエバの訓、及びタムケセバと訓むための誤字説に終始している文字を否定する。残る「布靡越者」「布麻越者」の文字について、前者が音韻・意味の面から従い難いことにより、後者を本文とする。「布麻」の訓に関しては、ヌサと訓むことの正当性を示し、オク・コスの二訓が見える「越」の訓については、万葉人の訓詰力、万葉の用字法、さらに名義抄のオクの訓の過程を考慮した上で、前者を否定、集中に例の見える後者コスの訓を採る。また類例・内容上、当句はヌサコサバと未然形に訓むべきことを論じ、義訓タムケセバの可能性に対しては、義訓の重複を招く結果を伴うことから否認した。"
|
|
|
|
|