論文タイトル |
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単著/共著 |
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掲載頁 |
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巻番号 |
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対象歌番号 |
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対象歌句番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
408, 475, 734, 851, 1520, 3245, 3551, 3554, 3640, 4104, 4377, 4406 |
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キーワード |
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論文要旨 |
巻14・3553番歌第四句「許弖多受久母可」について第五句「入りて寝まくも」に注目し、その関わりにより意味解釈を試みる。集中マクモの例の内「AモカBマクモ」を典型とする東国独特の表現であることを指摘し、最終的な願いBの実現のために、その前提Aの実現を願うも叶わず、Bが実現すべくもないことを知りつつあえて願う意が込められると分析。当該歌におけるB「入りて寝る」ことの前提A「コテタズク」の内容を考えるに当たり、冒頭句「あぢかまの」以下三句を序詞として導かれるコテタズクを形容詞とみ、現実にある入って寝ることを妨げる条件の逆を願う意の表現と考える。具体的には「コテ」に「言」の意を当てて「コチタシ」相当の意と考えられること、「あじかも」も導く「ヒラ(平)」より、ゆるやかな様、締まりのなさを表現するもの、また方言の可能性など挙げつつ、語の理解の一方向を示す。"
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