万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
金村の歌一首
 論文サブタイトル
巻三・三六七番
 単著/共著
単著
 論者名
井村哲夫
 ふりがな
いむらてつお
 発行年月
1965/4
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
55
 掲載頁
6771
 巻番号
3
 対象歌番号
367
 対象歌句番号
367-4
 歌作者データ
笠金村
 参考歌番号
55, 366, 554, 2017, 3346, 3677
 キーワード
乏見,ともし,すべなし
 論文要旨
巻三・三六七番歌の第四句「見者乏者見」は諸注釈書がミレバトモシミと訓んで、賞美する意や見足らぬ、見飽かぬ意と解す。これに対し、目前の景勝を賞美しながら故郷を思う「大和偲ひつ」で結ぶのは続き具合が悪いと指摘。長歌とともに詠みこまれる「旅にして」の語に着目して新たな解釈を施す。家郷を思う旅人が異郷の好風景を目にして詠んだ「乏見」は、否定的な心を閉ざす意味であるとの見方から、「乏」の一字をスベナシと訓んで、美景を見るに詮なし、と訴えることで望郷の旅情を一層強調する発想であると述べる。"