論文タイトル |
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巻番号 |
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対象歌番号 |
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対象歌句番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
336, 453, 575, 636, 1097, 1539, 2619, 2806, 3013 |
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キーワード |
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論文要旨 |
巻4・577番歌は題詞よりその作歌背景を知ることができるものの、歌自体の表現に飛躍があり、歌意が判然としない。諸注釈書で問題とされる「難波をとこ」や「新袍」の解釈について、「袍」は事々しい朝服ではなく旅人の筑紫のがえりの贈り物である綿入れとする説に従い、「わが衣」という語と並べて一首全体に相手への親しみの情の表れた一遍の挨拶歌と考える。また「難波をとこ」を含む句は手に触るに掛けて「ふる(旧)」を導き出すための序詞で、句を割って新袍の「新」と呼応すると指摘する。歌全体の意としては格別戯れの心や、卑下の情などはさらになく、挨拶歌の中に贈り主の温情を汲み取る事ができると解釈する。"
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