論文タイトル |
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単著/共著 |
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論者名 |
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発行所 |
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掲載頁 |
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巻番号 |
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対象歌番号 |
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対象歌句番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
5, 6, 29, 33, 32, 58, 70, 270, 271, 272, 274, 275, 277, 279, 280, 283, 305, 944, 930, 1172, 1796, 4016 |
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キーワード |
賞美の情,旅愁の情,土佐日記,実用的言語,采詞官,棚無し小舟 |
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論文要旨 |
旅の途上で詠まれた黒人作品全般を情調が賞美の情よりも、旅愁の情の線上に位置するものであることを指摘し、他の黒人作品との関連における「大和」を歌う二首(巻1・70)(巻3・280)の考察、黒人の(巻3・270)と赤人(巻6・944)との比較により、その旅愁の情が何物にも明確な関連を持たない、一般的な旅愁であることを論証した。また、黒人が采詞の歌人であった推測した上で、このような抒情表現が生まれた契機を説明、さらには「棚無し小舟」という言葉に注目することによって、特定の明確な対象を持たない一般的な憂いの色調と言っても、黒人の場合それが常に或る特定の不安なる者。愁わしきものへの意欲的な関心を通して表現されている ことを解明した。"
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