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キーワード |
| 新嘗,ニヒノアヘ,ニヒアヘ,肥後和男,柳田国男,ニハナヒ,ニヒナヘ,ニフナミ,折口信夫,ニハ,ニヒ,ニフ,小笠原録雄,嘗,大嘗,収穫祭 |
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論文要旨 |
| 新嘗をニヒノアヘ(ニヒアヘ)とよみ、「新稲を以て饗する」の意とする宣長説は、ニヒ(新)ノアヘ(饗)という語の構造上のおかしさから、既に疑問が呈されいる。そこで、新嘗の本来の訓はニハで、会を意味するナヒはあとから加えられたものであるとする『釈日本紀』巻七の私記の説に着目し、柳田氏・折口氏の見解に導かれつつ論じる。中国では嘗の字は秋の麦稷の収穫の祭りを意味し、また、書紀の古訓より嘗がニヘ・ナヘ・ニハナヒと訓まれていたことを指摘する。ニハ・ニヒ・ニフ・ニヘはいずれも新穀収穫の秋の祭り、または祭りの主要な行事、すなわち新穀を神に捧げること、あるいは天皇がこれを食べることを意味する言葉であると考える。"
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