万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
磐瀬の禊ぎと明日香の禊ぎ
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
山田弘道
 ふりがな
やまだひろみち
 発行年月
1967/10
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
65
 掲載頁
6062
 巻番号
8
 対象歌番号
1419
 対象歌句番号
1419-2
 歌作者データ
鏡王女
 参考歌番号
626, 1466, 1506, 1770, 3227
 キーワード
土屋文明,春日政治,禊ぎ,磐瀬,明日香,水垢離,神の帯せる川,竜田川,明日香川
 論文要旨
磐瀬の杜を大まかに高市郡とか城上郡とするだけの諸説に対し、竜田川の御幣岩付近を磐瀬と呼んだとし、その近くの森を指したとする。御幣岩が、その下で水垢離をとったことによる名前であったと考えられる。また、磐瀬の杜の対岸が神南備の三室山で、竜田川が1770、3227に詠まれる神の帯せる川にあたるとし、それぞれの川の岩群における祭儀との関わりを推測する。同様に明日香川にも禊場があったとし、その禊と関連する明日香の「神南備の三諸の」山を甘備山と推定する。"