万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
天のかぐ山
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
武田祐吉
 ふりがな
たけだゆうきち
 発行年月
1952/9
 発表雑誌名
上代文學
 特集タイトル

 発行所
上代文学会
 発行番号
1
 掲載頁
25
 巻番号

 対象歌番号

 対象歌句番号

 歌作者データ

 参考歌番号
13, 28, 257, 1096
 キーワード
天のかぐ山,山霊,岩戸びらき,天のまを鹿,天のハハカの木,藤原京,あもりつく,仙覚,阿波国風土記,播磨国風土記,香山の里,鹿,天孫降臨,天の迦久の神,香坂の王,和名類聚鈔,延喜式,クシマチ,天香語山の命,尾張氏
 論文要旨
天のかぐ山の万葉集における用例をいくつか挙げ、そこにみえる天のかぐ山と記紀神話や藤原京、風土記との関わりを指摘し、またかぐ山の文字表記にも触れた。さらに同名の地名の検索から鹿との関連を示唆して、天孫降臨の神話に現れる天の迦久の神が鹿であること、鹿の骨を占いに用いたことや、かぐ山の樹木を伐ることを憚ったことを示すかと思われる例が延喜式の祈年祭の祝詞にあることなどから、古代人が鹿を神聖なものとしていたことを確認した。"