万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
萬葉集巻第十六論
 論文サブタイトル
その編纂意図をめぐって
 単著/共著
単著
 論者名
清水克彦
 ふりがな
しみずかつひこ
 発行年月
1968/8
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
69
 掲載頁
115
 巻番号

 対象歌番号

 対象歌句番号

 歌作者データ

 参考歌番号
3786, 3787, 3791, 3792, 3793, 3794, 3795, 3796, 3797, 3798, 3799, 3800, 3801, 3802, 3803, 3804, 3805, 3806, 3807
 キーワード
由縁,戯笑歌,伝説歌,口誦歌,物名歌,桜児,竹取翁,伊藤博,土橋寛,中西進
 論文要旨
巻十六の標目は、目録には「有由縁雑歌」とあるが、本文には諸本いずれも「有由縁并雑歌」と記されている。この巻には由縁を記した題詞や左注を持たない歌があるが、歌そのものが由縁を含む場合もあるという理由から、巻十六の標目を「有由縁雑歌」であるとする。この巻の作品は、ほぼ伝説歌と戯笑歌と口誦歌に分類でき、そのいずれもが現実世界における和歌的言語の卓越性を顕示するような性格を持つと述べる。奈良朝の和歌観に立脚した上で、そうした作品を選ぶところに巻十六の編者の作品選定の意図があったと考える。"