万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
[書評]西宮一民著「日本上代の文章と表記」
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
築島裕
 ふりがな
つきしまゆたか
 発行年月
1970/10
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
74
 掲載頁
6875
 巻番号

 対象歌番号

 対象歌句番号

 歌作者データ

 参考歌番号

 キーワード
古事記文体,推古・白鳳時代の遺文,漢文体,和文体,変体漢文体,小島憲之,古事記序文,古事記偽書説,訓点,筏勲,西田長男,割,三五暦記,朝鮮資料,祝詞,訓読,「御立」,ヘ・ヱの混乱,オ・ヲの混同,アクセント,丙本私記,竟宴和歌左注,寛文版日本書紀,表記,モの仮名遣,借訓仮名,清濁,仮名字母,仮名遣
 論文要旨
『日本上代の文章と表記』は第1部は「文章の研究」で古事記・日本書紀・祝詞を中心とした上代文章の述作と受容についての研究であり,第2部は「表記の研究」紀記・万葉・住吉大社神代紀・令集解所引『古記』・琴歌譜等の万葉仮名の用法についての研究である。本稿はそれについて,事例を挙げて詳細にいくつかの良否を述べている。著者は本書を「従来純粋の国語学の立場からは殆ど未開拓であった,文章史研究へ力強い一歩を進めた労作」であり,「方法論的反省の乏しかった今までの学界に対して,著者独自の方法論の建設,それに基いた細緻な実証の積上げ」として評価する。"