万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
「家もあらなくに」
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
真鍋次郎
 ふりがな
まなべじろう
 発行年月
1970/10
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
74
 掲載頁
6267
 巻番号
3
 対象歌番号
265, 1636
 対象歌句番号
265-5
 歌作者データ
長忌寸奧麻呂
 参考歌番号
451, 1150, 1237, 3212, 4016, 新古今671
 キーワード
家もあらなくに,いへ,や,後藤和彦
 論文要旨
巻3・265番歌の結句「家もあらなくに」の「いへ」について、その意味を解明し、単に家路の遠いことを嘆く1636番歌における「家」との違いを指摘する。また、3212,4016番歌のように雨雪を凌ぐ人家の意と解釈されてきた背景として、平安後期ごろの本歌取りの和歌で、万葉歌とは相違する見解の認められるものを挙げて、これによる後世の諸注釈書への影響の可能性を指摘する。 "