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掲載頁 |
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巻番号 |
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対象歌番号 |
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対象歌句番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
37, 28, 93, 94, 157, 313, 489, 490, 495, 675, 1710, 2263, 2269, 2437, 2622, 3069, 3072, 3089, 3171, 記13, 92, 紀68, 詩経序 |
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キーワード |
序詞,序歌,土橋寛,境田四郎,大浜厳比古,契沖,賀茂真淵 |
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論文要旨 |
心情表出に先だって自然描写を置く詩歌形態は、世界各地でみられる詩歌の普遍的性格の表れであるが、日本の和歌における序歌としての特質は古代歌謡以来、韻律的効果を生かした特質が認められることを踏まえ、記紀歌謡とも比較しつつ、万葉集における序詞序歌について、表現形態、素材選択などを検討、その機能や特質を明らかにする。万葉集における序歌は同音同義の語の繰り返しによって韻律効果をあげる記紀歌謡の同音式序詞から、同音意義の日本語の特性を生かすよう変質し、一方、掛詞の方式によって心情部と対等に位置付けて連結させるなどして、修辞としての完成をみたと述べる。また序詞のとる素材は葛、鳥など現実の自然や、地味なものが求められており、万葉的発想による選択が行われている点を指摘。記紀歌謡との差異のみならず、世界の詩歌とも区別された和歌の、万葉修辞としての序詞表現の位置づけを明確にしている。"
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