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対象歌番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
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キーワード |
月生,朔日,日本書紀,薮田嘉一郎,今井湊,天文要録 |
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論文要旨 |
『日本書紀』天智天皇十年十一月癸卯の条に引く対馬国司の上言中の「月生二日」という表現について、狩谷掖斎の、月が初めて見える日を月初めと考る原始的な紀日法説はとらず、薮田・今井氏の説を支持して漢籍に表れた月生の用例とその語義を検討する。「月生」は朔(新月の状態)を意味し、またわが国の逸文『古記』などにおける「月生幾日」が、漢籍中の用例に語義の一致が見られることから、これに倣ったものと推測する。さらに漢籍の用例が天文占書類に集中していることを捉えて、奈良時代渡来していたと考えられる『天文要録』『天文要集』などを典籍として挙げる。"
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