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対象歌番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
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キーワード |
堅塩,貧窮問答歌,カタシホ,キタシ,遠藤嘉基,井上通泰,山田孝雄,中村治助,伊勢神宮御塩殿,生道塩,荒塩,神宮徴古館,粟嶋神戸,糟湯酒,沢田吾一,渡辺寛,小関清明,平島裕,植垣節也,広山尭道,贄遺跡 |
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論文要旨 |
892番の貧窮問答歌にある「堅塩」は従来カタシホとよまれて異同が無いが、『日本書紀』等の訓注通りキタシとよむべきである。堅塩の訓注キタシは、「固くする」という意味の四段動詞「堅す(キタス)」の連用形キタシであり、キタシ=シホの後略である。堅塩はキタシの語構成の通り「固くした塩」であって、普通の塩を「堅塩調整土堝」に入れてニガリ対策のために燻製した、運搬、保存などの利点をもつ、黒灰色で球形の堅い塩であった。特産物として珍重され、神饌供御や朝儀の饗応・贈答に用いられたこと、貧窮問答歌でも貧の象徴ではないことから、従来堅塩が「貧窮」の概念によって「粗悪な固い塩」と解されたのは誤りであったといえる。"
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