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巻番号 |
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対象歌番号 |
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対象歌句番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
2, 8, 16, 45, 46, 51, 205, 216, 218, 309, 316, 800, 892, 897, 926, 1001, 1056, 1059, 1194, 1533, 1601, 1757, 1787, 2089, 2167, 2298, 2323, 2667, 3238, 3356, 3955, 4011, 4073, 4154, 4311, 4381 |
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キーワード |
月西渡,月傾きぬ,ぬ,完了,‥ば‥ぬ,恒常的表現,見れば,呼応,継続,犬養孝,中山正実,み雪降る,かぎろひ,はた薄,狩 |
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論文要旨 |
巻1・48の第五句「月西渡」について、定説では「月傾きぬ」とよみ、「月が傾いている」と訳しているが、集中における完了の助動詞「ぬ」の用例の検討により、当該歌においては「傾きぬ」を「傾いている」と訳すことは不可能であることを指摘した。さらに「見れば」に応じる結びの在り方の考察を行い、当該歌の場合、動詞の終止形、または存在詞「あり」を含む時の助動詞「り」「たり」「けり」などで結ぶのが適当であり、これらの用例はすべて「ている」意の言葉で結ぶものばかりであることから、定説の訳はそのままに、「月にしわたる」「月傾けり」「月は傾く」の新訓を提示した。また当該歌の狩は十一月に行われたとする説に対しての疑問から、古代の文献における狩猟の催行月を調査し、歌中の「はた薄」の語を考慮した上で、その時期を九月か、せいぜい十月中旬以前であると推測した。"
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