万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
「澄」の仮名存疑
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
木下正俊
 ふりがな
きのしたまさとし
 発行年月
1976/8
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
92
 掲載頁
5760
 巻番号
2
 対象歌番号
160
 対象歌句番号
160-4
 歌作者データ
大后(持統天皇)
 参考歌番号

 キーワード
澄,ト,古典大系,亀井孝,舌上音,舌頭音,漢魏音,新撰姓氏録
 論文要旨
巻一・160番歌第四句中の「澄」について、本文「澄」字のまま乙類トの仮名と解することに異義を唱える。助詞トに「澄」字を仮名として用いた例は他になく、また「澄」は濁音であると指摘する亀井孝氏の論や、『古典大系』補注による漢魏音説について考察した後、「澄」は乙類トの常用仮名である「燈」の誤りであるとする新たな見方を提案する。"