論文タイトル |
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論文サブタイトル |
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単著/共著 |
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論者名 |
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ふりがな |
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発行年月 |
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発表雑誌名 |
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特集タイトル |
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発行所 |
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発行番号 |
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掲載頁 |
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巻番号 |
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対象歌番号 |
1621, 3587, 3638, 3656, 3949, 3954, 4004, 4132, 4466, 4419, 4129, |
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対象歌句番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
18, 32, 60, 67, 175, 210, 213, 232, 237, 284, 348, 378, 466, 482, 522, 548, 794, 804, 850, 865, 875, 938, 972, 978, 1098, 1281, 1543, 1766, 1863, 2020, 2082, 2120, 2201, 2223, 2248, 2355, 2407, 2743, 3023, 3204, 3239, 3346, 3393, 3547, 3594, 3609, 3635, 3653, 3721, 3729, 3730, 3735, 3775, 3818, 3961, 3984, 3891, 3937, 4011, 4016, 4047, 4070, 4094, 4095, 4235, 4267, 4318, 4331, 4332, 4333, 4360, 4408, 4484, |
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キーワード |
字余り,単語結合体,単語連続,喉頭有声子音音素,母音,aグループ,bグループ,脱落現象,縮約現象, |
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論文要旨 |
萬葉集における字余り現象についての問題点は、母音単独音節を含んで字余り句となる場合と非字余り句(定数句)のままである場合とが共存するのは、何故かという点にある。この点について、筆者は、服部四郎氏の単語結合体と単語連続との概念を導入することで、解決を試みる。その場合に、喉頭有声子音音素/’/をもつ/'V/の場合には、資格として子音母音1音節/CV/に相当して、母音単独で1音節を構成するが、喉頭有声子音音素をもたない母音/V/は、前接音節と結合して/CVV/で一音節を構成すると考える。この喉頭有声子音音素をもつ母音音節と前接音との関係は、単語連続の状態にあるために音のとぎれを有して字余りを生じないが、喉頭有声子音音素が脱落した母音と前接音節との関係は、単語結合体の状態にあるために音のとぎれがなくなり、字余りを生じるといえる。このように考えれば、字余り句と非字余り句とはいずれも日本語の母音音節の性質が反映したものであり、ここにおいて字余り句と非字余り句とは共に定数句として共存し得るといえる。"
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