万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
「命」考
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
岡内弘子
 ふりがな
おかうちひろこ
 発行年月
1982/6
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
110
 掲載頁
1232
 巻番号

 対象歌番号

 対象歌句番号

 歌作者データ

 参考歌番号
29, 49, 167, 194, 322, 379, 443, 475, 478, 479, 480, 794, 813, 869, 1019, 1053, 1701, 1702, 1703, 1704, 1705, 1773, 1774, 1775, 1804, 2002, 2003, 2004, 2005, 2006, 2007, 2008, 2009, 3962, 3811, 3957, 3962, 4089, 4094, 4098, 4101, 4164, 4214, 4220, 4260, 4261, 4408
 キーワード
「−の命」,「命」,いまし命,皇子命,皇祖母命,神の命,中皇命,妹の命,母の命,
 論文要旨
「−の命」の「命」を敬称と捉え、挽歌に用いられた場合は、死者を敬意の対象として用いたとする従来の説に疑問を抱き、万葉集を中心に「命」の用例を考察する。まず、記紀の用例から、「命」は特殊な対象、場面においてのみ用いられる霊異を担う神名的呼称であるとする。次に、万葉集の「命」の用例を逐一検証した結果、記紀と同様に、万葉集における「命」も何らかの形で、「神」が関わっている特殊な対象や非日常的雰囲気を持つ歌にのみ用いられたと考える。"