論文タイトル |
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対象歌番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
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キーワード |
ウナカミ,カハノヘ,カハカミ,カミ,海上(地名),鎮懐石,神功皇后,玉,児饗野,児饗石(皇子産石),皇子出産,子負の原,ワタツミ |
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論文要旨 |
憶良の813番歌にみえる、「宇奈可美」について論じる。逸文『筑前国風土記』の記述などから、コフノハラの地名は児饗石(皇子産石)を介して、皇子の出産と結びつける考え方が古くからあったことに注意し、神功皇后が出産の延期を神に祈った子負原が特別に神聖な場所であったことを指摘する。そして、そのような神功皇后の伝承を聞いた憶良は、鎮懐石の所在地「深江の子負原」を言うにも深い思いを込め、それぞれに修飾語を付したと考える。房総半島にのみ地名として現れる海上は、ワタツミ神の居処があると感じられるような、はるかなる「海のかなた」の意味を表している。そして、東の果てのこの地に対して、都を中心に、正反対の西の果てなる筑紫の地名を修飾するのにウナカミを用いたとする。"
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