万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
吉備津采女挽歌読解の一つの試み
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
川島二郎
 ふりがな
かわしまじろう
 発行年月
1983/7
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
114
 掲載頁
1634
 巻番号
2
 対象歌番号
217, 218, 219
 対象歌句番号

 歌作者データ
柿本人麻呂
 参考歌番号
131, 132, 133, 135, 136, 137, 174, 196, 199
 キーワード
悔し,寂し
 論文要旨
柿本人麻呂による万葉集217〜9番歌「吉備津采女挽歌」を、現在見るような題詞に規制されることなく読解することによって、作品の本質を理解しようとする。当該作品は、長歌では主人公をはっきりさせず、短歌にいたってはじめてはっきりとあらわすものであるといい、また、作品の主人公である「近江朝のおとめ」は、「吉備津采女」を表立って詠めないために持ち出された隠れ蓑だったという。さらに、上に示したような手法はどちらも人麻呂の作品にはよく見られるものであるという。"