論文タイトル 上代語と平安時代漢文訓読語との関係について 　論文サブタイトル 　単著／共著 単著 　論者名 築島裕 　ふりがな つきしまひろし 　発行年月 1983/7 　発表雑誌名 萬葉 　特集タイトル 　発行所 萬葉学会 　発行番号 114 　掲載頁 1 〜 15 　巻番号 　対象歌番号 　対象歌句番号 　歌作者データ 　参考歌番号 　キーワード 漢文訓読語,はなはだ,けだし,ますます 　論文要旨 上代語と平安時代の漢文訓読語との関係について論ずる。まず、「はなはだ」「けだし」「ますます」の語の上代における使用状況と平安時代の漢文訓読語としての使用状況を比較し、それぞれが上代よりも平安時代の漢文訓読においての方が使用が限定され、また、その用法も狭くなっていることを述べる。さらに、上代には頻用された語が、平安時代以降一般的には使用されなくなる場合があることについて、漢文訓読という観点から考えると、特に副詞などの場合には漢字とその訓となる和語との結びつきがいまだ強くなかったことが原因として考えられるとする。"