万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
古事記そのものが語る古事記の成書過程
 論文サブタイトル
「以音注」を手がかりに
 単著/共著
単著
 論者名
木田章義
 ふりがな
きだあきよし
 発行年月
1983/10
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
115
 掲載頁
3355
 巻番号

 対象歌番号

 対象歌句番号

 歌作者データ

 参考歌番号

 キーワード
古事記,成書過程,以音注,下效此,徳田浄,丹波国,尾張連,ヒメ,天若日子,表記,毛利正守,高木市之助,倉塚曄子,歌謡と本文,新撰姓氏録,佐伯有清,序文
 論文要旨
古事記には「以音」と漢字の音を利用したことを示す注があるが、他の文献には見られない特殊なものであり、この以音注を調べてみると形式の多様さ、位置の不統一さなどの状況から複数の人間が関わったのではないかと推測できる。また、「下效此」の使われ方からも、もとになった数種の資料があってそれらをを継ぎ合わせていることが指摘できる。現存古事記は、複数の資料を複数の人間が読解し、整理する際に以音注を付し、編纂者がそれらをつぎあわせてできあがったものであるという成書過程を明らかにした。"