万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
大伴家持の手法
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
伊藤博
 ふりがな
いとうはく
 発行年月
1984/3
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
117
 掲載頁
116
 巻番号
19
 対象歌番号
4139, 4140, 4141, 4142, 4143, 4144, 4145, 4146, 4147, 4148, 4149, 4150, 4290, 4291, 4292
 対象歌句番号

 歌作者データ
大伴家持
 参考歌番号
4285, 4286, 4287, 4288, 4269, 4270, 4271, 4272, 4483, 4484, 4485
 キーワード
万葉集巻19,万葉集末四巻
 論文要旨
万葉集末四巻の形成にとって基準となっていると考えられる巻19について、巻頭12首と巻末3首が家持の特異な手法に基づいてそれぞれ一群として配列され、秀吟・絶唱として首尾照応をなしていることを確認する。そして、その手法とは、ある日の歌詠に対して、後日それをより完成度の高いものにするために別の歌を詠むというもので、時間の推移という意識をもとにしたものであり、家持の作品にはよく見られるものであるという。さらに、家持の他の作品の読みに際してもこのような手法を考慮に入れることが必要であるという。 "