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掲載頁 |
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巻番号 |
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対象歌番号 |
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対象歌句番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
142, 186, 207, 246, 318, 388, 462, , 481, 645, 660, 669, 790, 800, 883, 875, 892, 904, 957, 971, 980, 1003, 1053, 1078, 1089, 1164, 1172, 1264, 1418, 1695, 1740, 1887, 1925, 2039, 2055, 2117, 2283, 2285, 2461, 2484, 2568, 2614, 2828, 2889, 3002, 3023, 3154, 3200, 3238, 3133, 3203, 3335, 3443, 3466, 3488, 3506, 3547, 3582, 3605, 3609, 3651, 3705, 3759, 3784, 3861, 3957, 3935, 3956, 3957, 4001, 4408, 4375, 4124, 3781, 4008, 4032, 4360, 4211, 4336, 4335, 4408, 4360, 4461, 4393, 4398, |
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キーワード |
字余り,単語結合体,単語連続,母音連接,縮約,aグループ,bグループ,五音節目の第二モーラ以下,イヅ(出),「乞」の訓, |
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論文要旨 |
万葉集巻1の8番の歌の結句「今者許藝乞菜」の訓読について「イマハコギデナ」と読むべきことを、万葉集の字余りと縮約現象との関わりから論じたもの。従来、「乞菜」は「イデナ」と字余りで訓読されているけれども、「乞」が「イデ」と訓読されるのは、集中では語頭に用いられた場合(「乞吾君(イデアガキミ)」等)であって、当該例のような語中に用いられた場合には、母音を脱落させて「デ」と訓読される可能性があり、ただちに字余りで訓読することには慎重であるべきである。さらに、「出ヅ(イヅ)」の集中での用いられ方をみると、複合語後項に用いられた場合には、仮名書きで確認できる例のいずれも「コギヅ」のように縮約形で用いられている。しかも、当該の「コギイデナ」の「イ」が五音節目の第二モーラ以下に位置し、なおかつaグループであるから、結合度が高い状態にあると考えられる。したがって、当該結句「イマハコギイデナ」は縮約形によって、「イマハコギデナ」と訓読されるべきであると結論付ける。"
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