万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
志貴皇子子孫の年譜考
 論文サブタイトル
市原王から安貴王へ
 単著/共著
単著
 論者名
大森亮尚
 ふりがな
おおもりあきひさ
 発行年月
1985/3
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
121
 掲載頁
1022
 巻番号

 対象歌番号

 対象歌句番号

 歌作者データ

 参考歌番号
1007, 988, 989, 4501, 306, 534, 535
 キーワード
志貴皇子,天智皇統,市原王,安貴王,蔭位制,紀小鹿,湯原王,四十の賀,大伴家持,八上采女,春日王
 論文要旨
奈良朝から平安朝にいたる文学史の流れの中で全体的に志貴皇子の一族を把握するための基点として、市原王と安貴王の年譜を明らかにする。まず、蔭位制の実態を考えた上で市原王の生年を定め、その詠歌を検討するが、特に988の意味を考察することによって安貴王の年齢を考える。そして、988は安貴王の四十の賀で詠まれた歌であるとして、それにより安貴王の年齢が定められるという。その過程で、1007の「独り子」の解釈について、安貴王と紀小鹿との関係を考慮した意味をもたせる。最後に市原王と安貴王の年譜を載せる。"