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巻番号 |
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対象歌番号 |
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対象歌句番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
457, 471, 2525, 3055, 3275, 3972, 4173 |
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キーワード |
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論文要旨 |
万葉集の歌に、ココロドと訓まれる「心神」「精神」の用字がある。漢籍の用例から、「心神」とは心と体の全き働きにあずかるもののようである。その機能は、「心の奥にあって心を主宰し生命ある肉体を主宰する霊妙なる存在」という、中国における「神」の概念のひとつに由来すると考える。漢語「心神」は、「神」が「心」の霊妙な主宰者であるという両者の密接な関係から熟語化したものと考え、心にあって働く「神」の性質の焦点のあてかたにより、いくつかの意味用法をもつ。一方、上代の散文にみえる「心神」も漢籍における意味用法に適っている。万葉集においても、漢語「心神」の意味用法を踏まえた上、歌の表記に用いたと考える。"
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