万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
新撰萬葉集の形成
 論文サブタイトル
下巻を中心として
 単著/共著
単著
 論者名
山崎健司
 ふりがな
やまざきけんじ
 発行年月
1987/9
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
127
 掲載頁
2042
 巻番号

 対象歌番号

 対象歌句番号

 歌作者データ

 参考歌番号

 キーワード
新撰万葉集,寛平御時后宮歌合
 論文要旨
『新撰万葉集』上巻の形成について述べた前稿に引き続き、本稿では下巻の配列のありかたについて述べることを中心とし、さらに、『新撰万葉集』全体の形成について論ずる。下巻においては、上巻ではあまり目立たなかった二系統の伝本の差異が顕著であり、本論文でも、そのことが主な論点になっている。しかし、さまざまな現象によって明らかになった下巻の形成過程も、前稿で述べられた上巻の形成過程と合致するとし、それにより、『新撰万葉集』全体の形成過程を述べる。結局、『新撰万葉集』は初撰本、再撰本、精撰本(いわゆる原撰本)という形成過程を持ち、今日の「流布本」はこれ以降の享受のなかで形成されたものであるとし、さらにこのことと序文の記述とを対応させて叙述する。"