万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
橋本達雄氏著『大伴家持作品論攷』の世界
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
佐藤美知子
 ふりがな
さとうみちこ
 発行年月
1988/8
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
129
 掲載頁
6071
 巻番号

 対象歌番号

 対象歌句番号

 歌作者データ
大伴家持,坂上大嬢,
 参考歌番号
1566, 1567, 1568, 1569, 581, 582, 583, 584, 1448, 475, 476, 477, 478, 479, 480, 1040, 1042, 1043, 4174, 4290, 4291, 4292,
 キーワード
亡妻挽歌,亡妾挽歌,安積皇子,内舎人,悽惆,山柿
 論文要旨
橋本達雄氏の『大伴家持作品論攷』に対する書評。はじめに同書の大筋についての説明があり、以下、著者がより興味を抱いた論について言及がある。橋本氏の論の紹介に混じり、氏の論と関連して著者の考察が載せられているところがある。例えば、亡妾挽歌に関する個所では、家持と坂上大嬢との交際について、家持の服喪期間との関連が述べられており、また、安積皇子と家持との関係においては、皇子の将来に対する不安があらわれていると一般には理解されている1043番歌について、それが、願寿歌として理解してよいものであることを述べる。また、「内舎人」家持が皇子の葬儀に従事した点について、「内舎人」の理解から、橋本氏のように皇子と家持との親近性を述べることに疑問を呈する。"