論文タイトル 原ヤマトタケル物語をめぐって 　論文サブタイトル 民俗と歴史の視点から 　単著／共著 単著 　論者名 尾畑喜一郎 　ふりがな おばたきいちろう 　発行年月 1986/4 　発表雑誌名 上代文學 　特集タイトル 　発行所 上代文学会 　発行番号 56 　掲載頁 22 〜 37 　巻番号 　対象歌番号 　対象歌句番号 　歌作者データ 　参考歌番号 45, 167 　キーワード ヤマトタケル,変容,草薙剣,八尋矛,御衣,孤独,地名起源説話,白鳥,黒作懸佩刀,持統天皇,藤原不比等,大津皇子,草壁皇子,雷,高天原 　論文要旨 ヤマトタケル伝承は、旧辞が記録された六世紀中期には既に人間味のある悲劇的な語りに変容を余儀なくされていたと考えられる。物語の構成要素である草薙劒、八尋矛、御衣、東征の際の孤独に近い姿、地名起源説話、白鳥としての飛翔の六つを眺めることにより、原ヤマトタケル説話とはどのような内容だったのかを探った。またヤマトタケルは大津皇子との類似が指摘されていることや、持統天皇の信任を得ていた不比等と古事記との関係にも言及した。"