論文タイトル |
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単著/共著 |
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論者名 |
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掲載頁 |
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巻番号 |
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対象歌番号 |
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対象歌句番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
2373, 1094, 1249, 1896, 2333, 2383, 2386, 2395, 2427, 2485, 2031, 2378, 2380, 2429, 1249, 2381, 2395, 3129, 651, 1161 |
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キーワード |
人麻呂歌集,略体歌,文選,爾雅,小島憲之,李善注文選、五臣注文選,在,哉,不 |
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論文要旨 |
2359番歌を例にとり、人麻呂歌集略体歌における訓読漢字の使用について論ずる。一句目「行行」については、訓釈に議論があったが、文選の王仲宣「従軍詩5首」の第3首、そして、その李善注をふまえた表現であるとし、「ユキユキテ」とよみ、自らの意に反して遠路を行く意に解することができるとした。さらに、5句目の「沾在哉」の「在」を人麻呂歌集略体歌のみで「ニケリ」に充てているのも、爾雅、李善注文選によるものであるとする。また、「哉」も李善注文選の「楽府詩」の注により、当該歌の歌意とあわせた用字であるとする。これらにより、2359番歌について、著者は、主として李善注文選と爾雅を読解訓読することにより得られた訓読漢字を和歌の統語法にしたがって配列し、表記したものであったとする。"
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