万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
『古事記』声注の一考察
 論文サブタイトル
音仮名対象の声注を中心に
 単著/共著
単著
 論者名
山口佳紀
 ふりがな
やまぐちよしのり
 発行年月
1988/12
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
130
 掲載頁
117
 巻番号

 対象歌番号

 対象歌句番号

 歌作者データ

 参考歌番号
3841, 記72
 キーワード
古事記,訓文字,声注,音仮名,西宮一民,固有名詞,和田実,カマ,クド,上,竈,小松英雄,亀,佐藤稔,タマル,神名の意味,イナ,ウヒヂニ,スヒヂニ,迩,日本書紀,倉野憲司,金田一春彦,アヤ,感動詞,大野透,愛,フトマニ,ウツシキ,イナシコメシコメキ,簸,ツドヘチネ
 論文要旨
「上」や「去」の字を小書した四声の注記(声注)が加えられた意味は何か、音仮名対象の声注を中心に、声注の果たす機能を考えた。音仮名対象の声注は、訓文字の場合と異なり、固有名詞とは限らないこと、「上」以外に「去」の例が現れることから、訓文字対象の声注とは性質を異にすると予想した。音仮名の性質とその声注の役割を定義して一々の声注を検討し、訓文字対象の声注が、語調の転換を表示して中核的な固有名詞の部分を指定するのに対して、音仮名対象の声注は、音仮名表記によって意味解釈の可能性が複数生じた文字列について、読者が選録者の意図した方向に導く機能をもつと結論づけた。"