論文タイトル |
|
論文サブタイトル |
|
単著/共著 |
|
論者名 |
|
ふりがな |
|
発行年月 |
|
発表雑誌名 |
|
特集タイトル |
|
発行所 |
|
発行番号 |
|
掲載頁 |
|
巻番号 |
|
対象歌番号 |
|
対象歌句番号 |
|
歌作者データ |
|
参考歌番号 |
327, 1462, 1463, 2408, 3853, 3854, 3861, 4014, 4017, 4128, 4129, 4130, 4131 |
|
キーワード |
大伴家持,大伴池主,鵜,掾,判官,反歌,我等爾可伎無気,ワレニカキムケ,我れにかき向け,鮎,鰭,鮎の鰭,しが鰭,しが鰭は,し,かき向け,かき,接頭語,向け,ひれ,ヒレ,尾ヒレ,背ビレ,蔭膳説,蔭膳,魚身,謝意,思ひし思はば,井口樹生,鮑,のしあわび,のし,伸し,柳田国男,なまぐさ,仏教,祝儀,鰭広物,鰭狭物,毛D-47714物,毛柔物,祭式詞章,海之大小魚,御食つ物,海幸,旗,領巾,陽炎,袖,祝意,粕谷興起,海腹川背,は,乾鮑,松反り,東の風 |
|
論文要旨 |
大伴家持が大伴池主に鵜を贈る際に付した歌三首中の一首、巻19・4191番歌の第四句「我等爾可伎無気」には、「かき向け」とは、どのようにすることを言うのか、また相手に対し、捕獲した鮎の鰭をかき向けることが、なぜ感謝の心を示すことになり得るのかという問題がある。以上の問題点を中心に当句の考察を行い、「かき向け」というのは、鰭をこちらに向けて供えよという解をも許容するが、限定的提示を表わす係助詞「は」が用いられていることから、切り取って贈れと見る説が妥当であること、鰭は御食つ物として捕獲された海幸の象徴物であり、祝意・謝意のしるしとして用いられたこと、また当該歌の鰭は、詠まれた魚が鮎という小魚であることを考慮し、尾ビレと見るのが自然であることなどを指摘した。"
|
|
|
|
|