万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
書かれた言葉・書かれない言葉
 論文サブタイトル
古体表記と分節性
 単著/共著
単著
 論者名
稲岡耕二
 ふりがな
いなおかこうじ
 発行年月
1989/3
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
131
 掲載頁
116
 巻番号

 対象歌番号

 対象歌句番号

 歌作者データ
柿本人麻呂
 参考歌番号
1094, 1249, 1896, 2333, 2383, 2386, 2395, 2427, 2485, 1306, 2242, 2414, 2423, 2426, 2442, 2845, 2855, 1348, 1294, 1304, 1893, 2432, 2856, 2398, 2399, 2446, 2475, 1301, 1302, 1892, 2416, 2424, 2468, 2495, 2496, 1282, 2358, 2408, 2446, 2448, 2457
 キーワード
人麻呂歌集,古体歌,略体歌,〜ニケリ,〜タリ,〜リ,在,表記の分節性
 論文要旨
人麻呂歌集の古体歌で、「〜ニケリ」「〜タリ」「〜リ」を「〜在」と文字をあてたものと、文字化していないものがあることについて論じる。まず、文字化しないものが「在」という字の省略であるという古体表記観が誤りであることを述べる。そして、それぞれの場合を検討し、現在その状態にあることを明確化する必要があった時に「在」と文字化したのだと述べる。そして、文字化して表記する場合でも、文節を細分化し、単語の語源的解釈によって表記するというような分節的な判断をしたのではなく、より総合的な視点から判断して表記がなされたのだという。"