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対象歌番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
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キーワード |
天武天皇,壬申の乱,望帝杜宇,松,こけ,松柯,D055680,女D055680,松D055680,はしき |
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論文要旨 |
巻二「相聞」にある弓削皇子と額田王との贈答歌において額田王の果たした役割を中心に論じ、歌人額田王の晩年についても述べる。著者によれば111番歌は弓削皇子の天武天皇への懐旧の思いを歌ったものであって、それを受けた112番歌は、111番歌を発展させ、ほととぎすから同じく天武天皇への追慕を歌い、さらには、弓削皇子を天武天皇に重ねた恋の歌でもあったという。そして、この額田王の「恋のうた」を、皇子はしっかりと受け止め、「D055680生松柯」を王に贈り、王も113番歌により多く恋の歌の要素を盛り込んだとする。このように、額田王は当該歌群の形成に積極的な役割を果たしており、そこには、王の晩年における旺盛な作歌意欲を読み取ることができ、また、そこには口承から記載への和歌の転換期にも適応した王の存在をも見ることができるとする。"
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