万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
人麻呂歌集略体歌の助辞表記(続)
 論文サブタイトル
文字化と読添え
 単著/共著
単著
 論者名
渡瀬昌忠
 ふりがな
わたせまさただ
 発行年月
1990/3
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
135
 掲載頁
2139
 巻番号

 対象歌番号

 対象歌句番号

 歌作者データ

 参考歌番号
2419, 2481, 2504, 2459, 2420, 2745, 4073, 2430, 2473, 2476, 2516, 2452, 829, 4080, 1294, 1304, 1893, 1248, 2856, 2432, 1731, 3236, 3237, 2445, 2398, 2446, 2399, 2475, 524, 3117, 3118
 キーワード
人麻呂歌集,略体歌,有,為,在,テアリ,タリ,急事
 論文要旨
人麻呂歌集略体歌における「テアリ」「タリ」の文字化について論ずる。諸例を検討し、「有」は「アリ」の自立性の強い存続の「(て)アリ」の文字化に使われ、「存也」の意の「在」は存続の意を形式化して形容詞的役割を動詞に与えながら動詞の主体を修飾する連体形のかたち「タル」に使われ、一方、「終也」の「在」は読添えをともなって完了の「タリ」の文字化の場合に使われたことを述べる。さらに、「有也」の意の「為」は存続の「有」と区別しつつ、読添えをともなわずに完了の「タリ」の文字化に使われたとする。"