論文タイトル |
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単著/共著 |
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論者名 |
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発行番号 |
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掲載頁 |
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巻番号 |
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対象歌番号 |
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対象歌句番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
120, 384, 904, 957, 1574, 1575, 2014, 2289, 2713, 2947, 3556, 3944, 3951, 4011, 4214, 4215 |
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キーワード |
助動詞,つ,ぬ,完了,発生,過程,中西宇一,動詞,井手至,アスペクト,テンス,動作,発話,鈴木泰,川端善明,時枝誠記,接尾語,り,たり,ふ |
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論文要旨 |
従来、ヌは〈発生=過程の始発〉を、ツは〈完了=過程の集結〉を表す助動詞とされていたが、この様に定義することが妥当であるかを論じていく。ヌ・ツを伴った場合の動詞の動作態と伴わない場合の動作態とを比較した時、そこに顕著な違いが見出せない場合があることを指摘し、ヌ・ツは発生、完了を明確にする、強調するための指標であり、この当時未だ十分に助動詞とは成り得ていなかったと論じる。このことは、ヌ・ツの文内における位置が終止の位置にあることが多いこと、活用形の偏りが顕著であること、更に上接動詞が限定されること等から指摘できるとする。結果、萬葉集に見られるヌ・ツは接尾語から助動詞へと移行する過渡期の様相を表すものと結論付ける。"
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