万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
古事記における訓仮名の役割
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
山口佳紀
 ふりがな
やまぐちよしのり
 発行年月
1994/7
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
147
 掲載頁
114
 巻番号

 対象歌番号

 対象歌句番号

 歌作者データ

 参考歌番号
記104
 キーワード
古事記,訓仮名,西宮一民,正訓,借訓,垣,手,穂,日,天之真鹿児矢,屎戸,形態素,亀井孝,西崎亨, 藤原京木簡, 稲岡耕二, 音仮名表記
 論文要旨
古事記は基本的に訓字表記であり、それが困難な語は音仮名表記が採用されるが、それ以外に訓仮名をも用いるのはなぜか、正訓か借訓かの検討を経た上で訓仮名と認定したものについて考察した。訓字の連続の中に一字だけ音仮名が混じると孤立的な印象を与えるため、訓仮名で表記して語としてのまとまりを確保しようとし、二音節の形態素を訓仮名二字で表した場合、前後に訓字で表記された別の形態素をともなって複合語をなしていて、これも視覚的にひとまとまりであることを保証しようとしたと指摘して、古事記における訓仮名の役割を述べた。"