万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
「存続の助動詞」考
 論文サブタイトル
万葉集の「り」について
 単著/共著
単著
 論者名
吉田茂晃
 ふりがな
よしだしげあき
 発行年月
1993/7
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
147
 掲載頁
1527
 巻番号

 対象歌番号

 対象歌句番号

 歌作者データ

 参考歌番号
38, 52, 103, 126, 405, 513, 739, 782, 939, 1119, 1182, 1453, 1497, 1597, 1790, 2808, 2871, 2917, 3531, 38283889, , 4011, 4094,
 キーワード
助動詞,存続,り,継続,アスペクト,川端善明,山田孝雄,連体法,連体修飾語,つ,ぬ,たり,ふ,動作態,存在
 論文要旨
萬葉集のリについて、現代語「〜ている」と対比させながら、表現性の分析を行う。リは述語動詞によって指し示される内容が、”ことがらとして存在するということ”を表すべき要素で、更に”ことがらの《既実現=存在》性”を語るものとする。ここから、文脈によってリは分化して行くが、このことはリの「根元的意味」として常に揺らぐことは無いと指摘する。そして「〜ている」と比べた時、リと「〜ている」は多くは重なるが、表現領域としてリの方が広い領域を持つが、それは継続相表現要素としての積極性の確立を十分になし得ていないことの現れであり、《既事実=存在》の世界を非分析的に表すこととなると論じる。結果、リは「完了・存続の助動詞」とみるより「現実性の助動詞」と解する方が相応しいとする。"