万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
万葉集の訓に変化のない異文処理の一方法
 論文サブタイトル
古辞書利用の効用
 単著/共著
単著
 論者名
鍵本有理
 ふりがな
かぎもとゆり
 発行年月
1994/8
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
151
 掲載頁
3140
 巻番号
8
 対象歌番号
1490, 1454, 2278
 対象歌句番号
1490-3,1454-4,2278-3
 歌作者データ

 参考歌番号
36, 69, 121, 220, 243, 302, 539, 554, 670, 675, 718, 757, 922, 954, 1354, 1502, 1738, 1741, 2030, 2044, 2183, 2187, 2210, 2214, 2249, 2334, 2376, 2637, 2670, 2956, 3077, 3281, 3295, 3337, 3446, 3659, 3700, 3787, 4000, 4118, 4185, 4211, 4375, 4459
 キーワード
アヤメグサ,アナ,ソノ,表記,仙覚,沢瀉久孝,武田祐吉,大野晋,小島憲之,木下正俊,佐竹昭広,井手至北谷幸册,和名抄,名義抄
 論文要旨
万葉集の古写本において本文に異同がある場合、従来は訓義に関係あるものが多く問題とされてきたが、訓義に変化のないものも考慮する必要がある。その本文校訂の方法として古辞書の利用がある。巻8・1490「菖蒲草」、巻8・1454「穴気衝之」巻10・2278「三苑圃」」の例について、それぞれ「菖(あるいは昌)蒲」、「空気衝之」、「吾苑囿」の本文が正しく、特に2278番歌については訓もワガソノと改めるのがよいことを論じる。"