万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
[黄葉片々]「此山上之」考
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
生田周史
 ふりがな
いくたひろふみ
 発行年月
1996/1
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
156
 掲載頁
4651
 巻番号
7
 対象歌番号
1263
 対象歌句番号
1263-3
 歌作者データ

 参考歌番号
3957, 3991, 4111, 4136, 3221, 267, 924, 1367, 1422, 1494, 1553, 1826, 1865, 3155, 3291, 4160, 312, 4255, 185
 キーワード
此山上之,山上,木末,不読,石上,北井勝也
 論文要旨
1263番歌の第3句「此山上之」には、諸本、諸注釈書に幾つかの訓みが存し、大別すると「このやまの」「このみねの」「このをかの」「このもりの」になる。「をか」「みね」「もり」については、訓に明確な根拠がなく従い難い。第3句の句末「之」には体言「木末」が続く。集中に十六例ある「木末」の語の殆どは「山」と深い関連がある。また、「山上」で「やま」の訓が成立するかという点であるが、集中の「石上」の「上」を不読として訓む例から、「山上」も「上」を不読として「やま」と訓んで差し障りがないと言える。従って、「此山上之」は「このやまの」と訓むのが最も落ち着いた『萬葉集』の訓になると思われる。 "