万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
天平勝宝八歳六月十七日大伴家持作歌六首の論
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
奥村和美
 ふりがな
おくむらかずみ
 発行年月
1996/3
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
157
 掲載頁
1955
 巻番号
20
 対象歌番号
4465, 4466, 4467, 4468, 4469, 4470
 対象歌句番号

 歌作者データ
大伴家持
 参考歌番号
466, 3963, 3973, 2433, 820, 892, 904, 907, 3181, 121, 902, 903, 408, 472, 3383, 4370, 652, 994, 339, 記97, 4098, 316, 4165, 45詔
 キーワード
うつせみ,かずなし,みち,身、よのなか,みつぼ,助詞を,名,以前,右,左注
 論文要旨
巻20には「以前歌六首、六月十七日、大伴宿禰家持作」という左注によりまとめられた一群(4465,4466,4467,4468,4469,4470)がある。著者は、六首の歌に見られる表現を詳細に検討していった結果、六首が意味構造において一つの全体性を持つまとまりであり、家持が自身のあり方、存在の危機を反省的に捉えたものであるという結論を導き出す。そして、そのような全体性は、六首としてまとめて当該左注(日付)をつけるという家持の意識と関わってあったものであり、その日付は家持がそのような自己反省を持った時点の指標であるという。"