万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
『佩文韻府』を讀まぬ日はなし
 論文サブタイトル
漢語表現の問題をめぐって
 単著/共著
単著
 論者名
小島憲之
 ふりがな
こじまのりゆき
 発行年月
1996/3
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
157
 掲載頁
118
 巻番号

 対象歌番号

 対象歌句番号

 歌作者データ

 参考歌番号
207, 812, 886, 1292, 1759, 1812, 1815, 3307, 3786
 キーワード
市原春城,松浦友久,吉川幸次郎,神田喜一郎,藤原惺窩,坂本信幸,毛利正守,諸橋轍次,花房英樹,瞿蛻園,王念孫,竹治貞夫,青木正児,G.Wenck,佩文韻府,漢語表現,索引の利用,D06813歌,鑽髪,契沖,二親,李善注文選索引の必要性,春秋,浅見徹,木下正俊,D03041,霏D42492,霏微,江林,泣血,血泣,漣,和製漢語,谷風,黄菌,菌,古年,聖齢,神衷,旅行,陰松,和習,乃知龍門之恩、復厚蓬身之上,語性,僧人
 論文要旨
学業に利用価値の甚大な「索引」に関して、「二親」や「春秋」など一つ一つの漢語を検討することにより、その問題や取り扱いについて論じる。『文選』の漢語の訓詁においては、李善注引用の例が如何に役立つかを指摘し、『文選索引』は、求める語句の全部を読み、且つその「李善注」を併せ読むことが必要であると説く。そして、索引とは「引く」と同時に「読む(訓む)こと」でなくてはならないと言及する。更に「漢語」と「和製漢語」の判別に関して、「漢語表現」の用例の有無のみで「和習」と速断するのではなく、むしろ一つの漢語について「よく読むこと」が必要であると述べ、結びとしている。"