万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
『色丹出与』(巻四・六六九番)の訓詁について
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
坂本信幸
 ふりがな
さかもとのぶゆき
 発行年月
1997/7
 発表雑誌名
萬葉
 特集タイトル

 発行所
萬葉学会
 発行番号
162
 掲載頁
1725
 巻番号
4
 対象歌番号
669
 対象歌句番号

 歌作者データ
春日王
 参考歌番号
301, 395, 443, 682, 794, 886, 904, 1595, 1740, 1787, 1993, 2274, 2278, 1307, 2523, 2543, 2566, 2767, 2784, 2799, 2976, 3035, 3276, 3299, 3376, 3376或本歌, 3503, 3560, 3957, 4125
 キーワード
春日王,色に出,語らふ,語言,相語,翻読語
 論文要旨
669番の第三句の本文は現行諸注釈書では「色丹出与」とされ、イロニイデヨと訓まれているが、一首全体の構造と、万葉の「色に出」の句の他の表現例から考えて、原本の本文は「色丹出勿」、訓はイロニイヅナとあるべきことを、古写本の文字と訓の様態をも参考にして論じた。また、カタラフを「語言」と表記することが、漢語の熟字訓であることを明らかにし、この歌のカタラフの語義を解明した。"