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巻番号 |
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対象歌番号 |
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対象歌句番号 |
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歌作者データ |
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参考歌番号 |
4, 13, 101, 250, 509, 794, 942, 948, 1753, 1795, 2416, 2424, 2660, 2662, 2663, 3236, 3240, 3352, 3362, 3367, 3765, 3766, 3788, 3789, 3790, 3921, 4432, 記55 |
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キーワード |
竹取の翁,巻十六,由縁,橋本四郎,森繁敏,稲置娘子,禁娘子,尾崎富義,衣服令,紫の大綾の衣,信巾裳なす脛裳,水縹の絹の帯,二綾の裏沓,黒沓,刺部重部,サシヘカサネヘ,なみ重ね着て,なむ,並ぶ,刺部,重部,さしへ,かさねへ,下衣,高麗錦の紐,彼方(南河内),住吉,明日加,娘子,稲置,禁,八色の姓,佐伯氏,語り手,聞き手,イナキ,否,妻どふ,若やぶる,支屋所経,ワカヤブル,支,分,ワカル,ワカツ,ワカ,若,わく,わかし,わかや,わかゆ,所経,ぶる,ふり,ふるまひ,ふる,なみ,波,ちはやぶる,いちはやぶ,振,障ふ,ワシ,退けな立ち,退莫立,ソケナタチ,サフルヲトメ,退け,西宮一民,な立ち,イサメヲトメ,イナビヲトメ,イザミヲトメ,サヘキヲトメ,障へ,佐伯,障へ城,サヘヲトメ,敏馬,見ぬ女,稲日都麻,隠び妻,否び妻,伊刀嶋,到り就く嶋,佐比岡,障ひ岡,阿多加野,唸き野,今木の嶺,今来の嶺,須賀の荒野,過ぎの荒野,安之我良,足軽,まそ鏡,紐鏡,取りなめ懸く |
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論文要旨 |
竹取の翁の歌(巻16・3791)について、若き日の翁をめぐって現れる二人の女性、稲置娘子と禁娘子とが、いかなる必然性をもって当該歌に登場せしめられるに至ったのかを考察し、この難解歌の解明を試みる。まず、当該歌における衣装表現の重要性、さらにその一位の礼装と見紛う服装が、稲置娘子と禁娘子によって贈られたクツ類・オビ類によって完結していることを確認する。次に、娘子たちの名、およびその名に冠される修飾語の検討を行い、娘子たちが若さ美しさ任せに、いかなる男にもなびかない、したたかな女として描かれていることを指摘した。以上の考察の結果により、このような二人の娘子たちの、相争うような積極的な指示の下に展開する衣装尽くしによって身を整えれば、若き日の翁が有頂天になるのも無理はないという一首の趣旨を明確にした。"
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