万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
譬喩歌と縁語
 論文サブタイトル

 単著/共著
単著
 論者名
井手至
 ふりがな
いでいたる
 発行年月
1974/6
 発表雑誌名
萬葉集研究
 特集タイトル

 発行所
塙書房
 発行番号
3
 掲載頁
165191
 巻番号

 対象歌番号

 対象歌句番号

 歌作者データ

 参考歌番号
60, 306, 311, 378, 390, 391, 392, 400, 408, 409, 413, 506, 534, 635, 649, 652, 729, 734, 737, 786, 788, 876, 897, 904, 951, 1209, 1297, 1298, 1299, 1301, 1308, 1309, 1311, 1312, 1313, 1314, 1315, 1317, 1318, 1319, 1322, 1328, 1357, 1359, 1360, 1367, 1398, 1403, 1415, 1510, 1519, 1787, 1889, 1978, 2000, 2067, 2070, 2223, 2279, 2309, 2448, 2489, 2622, 2623, 2757, 2828, 2829, 2838, 2911, 2952, 2969, 2971, 3009, 3048, 3091, 3432, 3510, 3554, 3574, 3627, 3717, 3814, 3815, 3909, 3990, 4007, 4010, 4109, 4101, 4169, 4197, 4325, 4340, 4377
 キーワード
譬喩歌,万葉集巻三,万葉集巻四,万葉集巻七,万葉集巻十三,万葉集巻十四,編者,縁語,表現技法,修辞法,直喩,隠喩,寓喩,三大部立,雑歌,挽歌,相聞歌,寄物陳思歌,人麻呂集,古今和歌集仮名序,藤原清輔,和歌初学抄,藤原為家,八雲口伝,新古今和歌集,吉沢義則,伊藤博
 論文要旨
萬葉集には三大部立以外に「譬喩歌」という部立を認めることができ、そこに収められた歌もかなりの数認めることができる。その「譬喩歌」に収められた歌の内容・性格・表現を検証してゆく。万葉の「譬喩歌」はその歌意としては相聞の情を詠んだものであって、その多くが寓喩として表現される。しかし当然巻ごとに多少の出入りがあり、そこに編者の認識の揺れを認めることができると説く。その表現の考察は「衣」と「玉」の縁語の使用を例にとって説明して行く。そこでは修辞法としての縁語を定着させたが、譬喩歌に寓喩表現であり、縁語の使用を平安朝以降とする大方の見方に対し、万葉の歌に既に指摘することが可能であると指摘する。"