万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
万葉用字考証実例(二)
 論文サブタイトル
原本系『玉篇』との関聯に於て
 単著/共著
単著
 論者名
小島憲之
 ふりがな
こじまのりゆき
 発行年月
1974/6
 発表雑誌名
萬葉集研究
 特集タイトル

 発行所
塙書房
 発行番号
3
 掲載頁
131164
 巻番号
11
 対象歌番号
2526, 2872, 2848, 2871, 2872, 2874, 2917, 2918, 2922, 2927, 2928, 2955, 2961, 3017, 3019, 3029, 3091, 3093, 3113, 3116, 3118, 3119, 3140, 3151, 3166, 3168, 3201, 3205, 3207, 3219
 対象歌句番号

 歌作者データ

 参考歌番号
5, 199, 373, 381, 390, 542, 630, 638, 649, 806, 838, 1184, 1285, 1405, 1418, 1488, 1603, 1612, 1658, 1750, 1955, 1988, 2009, 2365, 2380, 2486, 2521, 2527, 2546, 2624, 2631, 2800, 2807, 2865, 2901, 2976, 2990, 3008, 3070, 3183, 3185, 3253, 3265, 3310, 3312, 3339, 3342, 4031, 4035
 キーワード
木村正辞,谷川士清,劉兆,新美寛,契沖,山田孝雄,羅振玉,沢瀉久孝,鹿持雅澄,加賀栄治,原本系玉篇の利用,巻十二の文字表記,諾,訓詁,玉篇佚文,寤,篆隷万象名義,讒,懈,倦,続,D10949,慥,綬,懽,D72140,呼,哭,羸,痩,遮,班,斑,D6215,浣,遺,要,闔,綏,牒,钁,贖,陸徳明,無恙,恙,厭,晩,旭,昶,D10679,D17157,D27605
 論文要旨
前稿「万葉用字考証実例(一)」と同様に、上代人の原本系玉篇の利用を説き、万葉集に見られる訓詁の難解な用字には、玉篇やその佚文、その推定本文などの訓詁を活用するべきことを提唱する。今回は特に万葉集の巻十二の用字を考察している。それらの用字のうちには「讒」・「懈」・「綬」・「羸」・「班」・「浣」など、巻十二に特有な文字も見られ、巻十二の文字表記やそれにつらなる表記者の問題に関して暗示を与える用字であることも指摘している。"