万葉集主要論文所収歌句データベース(試作)


 論文タイトル
万葉用字考証実例(三)
 論文サブタイトル
原本系『玉篇』との関聯に於て
 単著/共著
単著
 論者名
小島憲之
 ふりがな
こじまのりゆき
 発行年月
1975/7
 発表雑誌名
萬葉集研究
 特集タイトル

 発行所
塙書房
 発行番号
4
 掲載頁
321341
 巻番号
11
 対象歌番号
2361, 2371, 2385, 2387, 2410, 2414, 2421, 2426, 2436, 2440, 2450, 2452, 2481, 2501, 2527, 2538, 2560, 2571, 2589, 2627, 2637, 2661, 2687, 2739, 2768, 2770, 2832, 2833
 対象歌句番号

 歌作者データ

 参考歌番号
196, 199, 207, 324, 430, 478, 1062, 1064, 1069, 1184, 1710, 1712, 1807, 2089, 2365, 2385, 2428, 2433, 2479, 2480, 2497, 2509, 2671, 2692, 2710, 2741, 2807, 2845, 3330, 3339, 4141, 4254
 キーワード
原本系玉篇の活用,去来,木村正辞,玉篇佚文,篆隷万象名義,訓詁,穉,恠,位,宮地春樹,土屋文明,沢瀉久孝,林秀一,竟,意追,遣悶,遐,慍,蔵,径,眷,嘖,愍,驂,溢,旱,嚏,苧,麁,颯,縦,筌,不知,D6911,D27847,D30904,D3726,D10576
 論文要旨
前稿「万葉用字考証実例(一)」、「万葉用字考証実例(二)」と同様に、上代人が原本系玉篇を活用したことを説き、万葉集巻十一に見える訓詁の難解な用字に関して、玉篇やその佚文などによって解明している。また、万葉集の用字には、上代人というひろく文字圏に通じる問題をも考える必要があることや、それと同時に万葉集特有の文字或いは万葉集中この巻十一のみに表記された文字があることの意義をも述べており、巻十一に特有の文字である「穉」「慍」「眷」「嘖」「颯」「筌」などはこの巻の表記者や編纂問題にもかかわりをもつであろうことを指摘している。"